弊社では、摩耗、腐食、離型、潤滑対策として、無電解セラミックス複合めっきを行っております。

 無電解セラミックス複合めっきとは、無電解ニッケルめっき液を基とし、1~3μmのセラミックス微粒子を加えて処理することです。
その特徴は

1. めっき層の硬さが高い。 Hv550~Hv1100 (HRC52~HRC72)
2. 耐摩耗性、離型性、摺動性が優れる。

セラミックスの内容


 目的が強度を増す場合は、SiC(炭化珪素)、Si3N4(炭化珪素)、Al2O3(アルミナ)、ダイヤモンドなどを加えます。
 摩擦係数、離型性を改善する場合は、テフロン、BN(窒素ホウ素)などを添加します。
 しかし、テフロンは高分子樹脂であるため高温に弱い。BNセラミックスは、鱗片状の粒子で潤滑を有するため、カジリ、焼き付き防止に効果があります。
 弊社では、高温に耐え得るBNセラミックスを主体としています。


セラミックス複合めっきを施した各種鋼材の断面写真



セラミックス複合めっきを施したパーツの例


セラミックス複合メッキをしたパーツ SiCめっきをしたパーツ
BNめっきをしたパーツ BNめっきをしたパーツ
 ・適用材料

  各種鋼材、ステンレス鋼
  アルミ合金
  ベリリウム銅などの銅合金
BNめっきをしたパーツ

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